アーティストたちへのオマージュ、シノラマの大迫力
篠山は様々はアーティストの仕事場を訪問しています。本展では、篠山と交流のあったアーティストから選りすぐった28名を展示空間に合わせてダイナミックな大画面で紹介します。
特に見ごたえがあるのが「シノラマ」による写真となります。「シノラマ」とは、「シノヤマ」と「パノラマ」を結合した篠山によるジョイント写真の技法で、多くは3台、場合によっては9台といったカメラを、カメラ・スタンドで結合して一斉にシャッターを切ることで、高精度かつ複眼的な写真表現を生み出します。さらに視点を複眼化することで、自然な写真描写とは違った写真の虚構性を強調した世界が広がります。
草間彌生、バルテュス、オノ・ヨーコ、横尾忠則、イサム・ノグチ、森村泰昌など美術史を彩るアーティストたちの世界が繰り広げられます。
KISHIN meets Artists