流 政之
流 政之(日本 1923-)
「風の刻印」1979年
白花崗岩、393×310×137cm
流は、1958年に、彼自身が「ワレハダ」と呼ぶ、叩き割った原石そのままのようなごつごつした表面と、磨きあげた石の表面が一体となった彫刻を発表、その簡潔なフォルムと自然を生かした技法、奥深い精神性がまずアメリカで高く評価された。
日本国内やアメリカ各地に、日本人古来の感性を近代的な造形で表現したモニュメンタルな彫刻を制作、彼の作品は風雪にさらされて、ますます深みを増していく。
「風の刻印」は、当館開館10周年を記念して制作された作品。