箱根 彫刻の森美術館

常設作品紹介

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アルナルド・ポモドーロ  (イタリア  1926-)

「球体をもった球体」1978-1980

ブロンズ 250×250×250 cm

鏡面のように磨きあげられたブロンズの球体の表面に、地割れのような裂け目が入り、開口部から内部が露呈している。その歯型の様な割れ目と蝕まれた様な内部は、滑らかな表皮と対照的な様態を見せ、見る者を驚かす。球体は小さな球体を内包し、新たな生命を育んでいるように見えるが、それもすでに蝕まれている。ブロンズという無機質で硬質な素材が生き物を暗示するような有機的な形や、内に持つもろさを反語のように印象づける。