tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパーク

撮影:笹谷美佳

絵本を中心に多彩な活動を続けるユニットのtupera tupera (ツペラ ツペラ) と空間デザイナー、建築家の遠藤幹子が手掛ける『しつもんパーク』を開催します。tupera tupera著「しつもんブック100 (青山出版)」をベースにした100のしつもんに答えながら美術館をめぐる、“人と人”、“人と場所”がコミュニケーションでつながる参加型展覧会です。絵本の原画展示や子どもが楽しめる体験型アート作品も登場。また、ショップでは限定グッズやツペラツペラの絵本を販売。年齢を問わず屋内・屋外ともにエリア全体で楽しめる企画です。

展覧会名 tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパーク in 彫刻の森美術館
アーティスト tupera tupera (ツペラ ツペラ)
遠藤幹子
会期 2023年4月28日(金) 〜 2024年3月31日(日)
会場 彫刻の森美術館 (アートホール / ポケっと。 / 丸太広場キトキ / カフェ / 屋外展示場)
主催 彫刻の森美術館 (公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団)
協力 株式会社ネオテリック[青山出版] / 株式会社クオラス / ブックハウスカフェ / 私立珈琲小学校

●グラフィックデザイン:小熊千佳子

展示・見どころ

「100のしつもん」で、相手と繋がる

館内に設置されている“しつもん”に答えながら、彫刻の森美術館のアート鑑賞をしましょう。
こどもだけでなく、年齢を問わずに楽しめます。
“しつもん”を通して、他者の考え方や価値観の違いを知ることでお互いを理解することができます。

アートホール

メイン会場となるアートホールには、tupera tuperaの絵本原画の展示や建築家、遠藤幹子が手掛けた体験型作品を展示。絵本の世界に入り込んだような会場はおとなから子どもまで楽しめます。
また、会場内に展示されたtupera tuperaの絵本を閲覧できます。

絵本原画

アートホール内に本展のきっかけとなった「しつもんブック 100」のほか、近著「きゅうきゅうブーブー」「めがねがね」の絵本原画を展示します。ハサミを使って丁寧に切ったパーツを貼り合わせて制作された原画の質感や色彩を、出版された絵本とともにご鑑賞ください。

  • 「きゅうきゅうブーブー」岩崎書店 2021年
  • 「めがねがね」ひさかたチャイルド 2021年

絵本閲覧

tupera tuperaの絵本の数々を会場内で閲覧できます。

体験型作品

しつもんに答えながら遊んでみよう!
※遊べるのは12歳以下となります。

シルエット どうぶつえん

みんながよく知っている動物のかたちをしたふわふわ作品があるよ。
すわったりうごかしたりしてみてね。

ヤッホーやま

しつもんパークの一番高いところにのぼってさけんでみてね。

ちからもちの

木についている石を持ち上げられるかな?
ちからだめしにちょうせんしてね。

うみにおっこちないで!

うみに落ちないように橋を渡りきれるかな?
体のバランスを使ってね。

そらとぶ くも

ふかふかした雲のうえにのって、不思議な体験をしてみよう。

屋外展示場

「ポケッと。」「星の庭」など、屋外に展示されたしつもんを探そう!

丸太広場 キトキ (KI TO KI) / カフェ

カフェで一息ついたら、あなたもしつもんを考えてみよう!
カフェ2階の「キトキ」で、今日一番のポーズをとろう!

※ 詳細は展覧会ウェブサイトやSNSでご確認ください。
随時、イベントの最新情報を更新していきます。

ショップ

展覧会限定グッズやtupera tuperaの
絵本が勢揃い!

  • 〈展覧会オリジナルTシャツ〉

    大人
    S、M、L、LL
    3,500円(税込)

    100センチ
    3,300円(税込)

  • 〈ポストカード〉

    160円(税込)

  • 〈しつもんブック 100・しつもんブック 100英語版〉

    1,430円(税込)

アーティストプロフィール&メッセージ

tupera tupera (ツペラ ツペラ)

撮影:鍵岡龍門

しつもん は 魔法の言葉
しつもん をすると 新しい何かがうまれます。

君のとなりの 大切な人
初めてあった 知らない人

この「しつもんパーク」で たくさん しつもん をしてみて下さい

しつもん を通じて 人と人との関係が もっと深まったり
新しく 気の合う人との出会いがあったら うれしいです

さあ 大人も 子供も 「レッツしつもんパーク!」

亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、商品企画、テレビや舞台、空間のアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix DuLivre Jeunesse Marseile 2014(マルセイユ子どもの本大賞2014)グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻客員教授、大阪樟蔭女子大学客員教授。

www.tupera-tupera.com

遠藤幹子 (えんどう みきこ)

撮影:栗原 論

みなさん こんにちは。
しつもんパークへ ようこそ!
ここは tupera tuperaの かわいいしつもんが 散りばめられた
楽しい 楽しい 公園です。

彫刻の森美術館の 広い 空の下で
思いっきり 歩いて 探して おしゃべりして
楽しんでもらえる 空間を デザインしました。

これから いくつのしつもんに 答えられるかな?
外にも まだまだ たくさんのしつもんが 待ってるよ!

今日は ここで お友達や ご家族と
めいいっぱい 楽しんでくださいね。

そして みんなが 安心して 遊べるよう
注意事項も しっかり 守ってくださいね。

空間デザイナー、建築家。(一社)マザー・アーキテクチュア代表理事。「大人から子どもまで、みんなが創造力を育める場づくり」をテーマに、公共文化施設や保育・教育施設などの空間デザインを多数手がける。主な作品に、NHK Eテレ「いないいないばあっ!」(2011年)、途上国の住民主体の建築計画「ザンビアのマタニティハウス」(2011年〜)、日本科学未来館「おやっ?こひろば」(2014年)、三重県立博物館「こども体験展示室」(2014年)ほか。主な受賞歴に、東京建築士会これからの建築家賞(2015年)ほか。

mother-architecture.org

「しつもんブック 100」(青山出版)について

しつもんブック 100

tupera tupera【著】
青山出版 A6判変形 上製本 128ページ
定価:1,430円 (本体1,300円+税)

この本には、家族や友人、初めて会った人、みんなに聞いてみたい100の質問が書かれています。持ち歩いてたくさんの人に質問してみよう。すると、今まで知らなかった、相手の意外な一面が見えてきて、ビックリ!

SNSで遠くの人と簡単につながれる、デジタルの時代。そんな時代だからこそ、今、目の前にいる人と人とが、本というアナログなツールを通じて、より深くつながってほしいという想いから、この本は生まれました。古くて新しい、大人も子供も遊べる、スマホ型コミュニケーションブック。